REPORT04

ア・ラ・カンパーニュには、関東・中部・関西、それぞれのエリアにパティシェがいます。
そのパティシェが自ら生産地に足を踏み入れ、生産者の生の声を聞く事により、
より一層ケーキ作りにこだわっていきたいと考えています。
今回は茨城県かすみがうら市にある「菅谷いちご園」を訪問しました。

≪菅谷いちご園 菅谷利男さん≫
菅谷さんのいちご農園がある茨城県かすみがうら市は、
レンコンの生産や果樹園で有名です。
先代は醤油作りやすっぽんの養殖などを営んでおられたそうですが、菅谷さんは、40年もいちごの栽培を続けています。

現在は45個ものビニールハウスの中でいちごを栽培されています。
いちごの品種は「とちおとめ」。
「とちおとめ」は、つやがあり、甘みが強くてジューシーないちご。
濃厚な味わいで、人気が高い苺です。
試食した菅谷さんの「とちおとめ」は、
甘みとコクが強く、とてもおいしい苺でした。

ビニールハウスの中は、お昼の最高温度で平均25度~30度。
明け方は3度くらいまで下がります。
しっかり管理されたハウスの中で、いちごはすくすくと育っています。
いちごはとても虫がつきやすい為、
通常のいちごは、50回ほど農薬を撒いて育てますが、
菅谷さんのハウスでは、4回しか蒔きません。
しかも、有機認証を受けた農薬なので安全性の高いいちご栽培です。
安全ないちごを栽培するにあたって、
菅谷さんが特にこだわっているのは「土」です。
今回の訪問では、堆肥も特別に見せていただきました。

堆肥とは、有機物を微生物によって完全に分解発酵した肥料の事で、
肥料の三大要素(チッソ・リンサン・カリ)の他、アミノ酸が含まれています。
堆肥を使い続ける事により、土壌に様々な効果が現れます。
通気性が良くて保水性・排水性に優れた、
いちご栽培に適した土壌へと改良が進みます。

菅谷さんがこだわった堆肥で、このとちおとめには、
濃厚な味わいや栄養がぎっしり詰まっています。
栄養たっぷりの菅谷さんのいちごは、
パッケージに「ふぞろいの苺たち」と記載されて出荷されます。

記載されているとおり、形がふぞろいです。
個性あふれる、ふぞろいのいちごたち。
いちごは自然の産物。全く同じ大きさや形にはなりません。
色んな大きさや形が一緒に実をつけている姿が、本来のいちごの姿です。

温かいハウスの中ですくすくと育った「とちおとめ」。
この「とちおとめ」の美味しさをたっぷり楽しめるケーキを試作中です。
販売予定は2月中旬から1カ月ほどの予定です。
「オリジナルタルト×カスタードクリーム×フレッシュフルーツ」
というア・ラ・カンパーニュの中でもスタンダードな組み合わせの、
王道の味わいでお客様を魅了いたします。ぜひお試し下さいませ。

■Back Number
・第1回:長野県伊那市 白鳥農園
・第2回:群馬県甘楽郡 富貴上りんご園
・第3回:山梨県山梨市 岡さんの農園
