REPORT07

ア・ラ・カンパーニュには、関東・中部・関西、それぞれのエリアにパティシェがいます。
そのパティシェが自ら生産地に足を踏み入れ、生産者の生の声を聞く事により、
より一層ケーキ作りにこだわっていきたいと考えています。
今回は、2月に「いちごのタルト」でお世話になった、茨城県かすみがうら市にある「菅谷いちご園」を再訪問。
今年最後の苺の収穫と、畑の作業をお手伝いさせていただきました。

≪菅谷いちご園 菅谷利男さん≫
菅谷さんの農園を訪れたのは、前回から約4ヶ月ぶり。
今回は、今年最後の苺の収穫と、土の消毒・除草をする前のお手伝いを行い、苗の様子を見学しました。
苺作りをはじめて40年の菅谷さん。
とても明るい方で、苺の栽培方法、畑作業などを
楽しく分かりやすく教えて下さいました。

苺たちは、堆肥から全て、菅谷さんの手で作られています。
収穫の最良の時期は4月下旬だそうです。
収穫の時期を過ぎてからの訪問の為、苺の数は少なかったですが、
獲れる苺はどれも濃厚で、とても甘い「とちおとめ」でした。
畑を休ませている間、土の温度を65~70℃を保つことで、
濃厚で甘い苺に育つそうです。

ビニールハウス内は入り口から奥までの長さが40m程で、
苺を植えるうね(土台)が4列並んでいます。
菅谷さんは45個のビニールハウスをお持ちですが、
普段は数人で作業をされているそうです。
数人だけでこの大変な作業を行っている事に、
私たちはとても驚きました。

はじめに、ビニールハウスに張られたビニールをはがす作業を行いました。
菅谷さんの農園では、化学肥料や除草剤を一切使用しない為、
一般的に行われている太陽熱を利用した消毒の他に、
透明のビニールをかけて土の下に蒸気の管を通し、
蒸気によって消毒・除草を行います。

ビニールハウス周辺の除草作業は、機械を使用して、
同じ箇所に蒸気を20秒程あてる作業を3回程繰り返します。
蒸気をかけた部分は、1日経つと自然に枯れていきます。
除草剤を使用せずに安全に栽培されていることがよくわかる作業です。
蒸気は、根や種まで蒸して枯れさせることができる為、
除草作業は年3回ですむそうです。

苺はタネを植えて育てるのではなく、親株から増やします。
親株から伸びた茎から子株ができ、そして更に子株を育てます。
1番目と2番目の子株は同じ位の大きさになりますが、
1番目の子株には親株の病気がうつっていることもある為、
2番目にできた子株を来年の親株にするそうです。
親株になる子株は、夏の間は涼しい栃木の那須に移動させて育てます。

堆肥作り、除草する為の機械作りなど、
基本的なことから全て、菅谷さんのアイデアで作られるこだわりの苺。
夏の間も、親株と子株をつなぐランナーを切る作業や、
定植という、苗を植える作業があります。苺作りに休みはありません。
菅谷さんの努力がたくさんつまった、おいしい苺。
来年の収穫できる日を楽しみにお待ち下さい。

ア・ラ・カンパーニュでは、
菅谷さんのこだわり苺を使用したドリンク、
『苺ミルク』をご用意しております。
ぜひ一度お試しくださいませ。
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・第1回:長野県伊那市 白鳥農園
・第2回:群馬県甘楽郡 富貴上りんご園
・第3回:山梨県山梨市 岡さんの農園
・第4回:茨城県かすみがうら市 菅谷いちご園
・第5回:愛媛県西予市 無茶々園
・第6回:群馬県甘楽郡 富貴上りんご園
