「もう一度食べたい」
「ショーケースで見かけなくなって寂しい」
静かに姿を消した"あのフルーツタルト"を、ふと思い出す。記憶に残るあの彩り、果実の甘み、そして心がふわりとほどけるあのひととき。だけど、探しても、もう売っていない……。
その想い、私たちもずっと抱いていました。先代のグランシェフから受け継がれ、 20年以上も愛され続けた「タルト・メリメロ」。
季節のフルーツとともに時を刻み、多くのお客様の記憶に残る、 まさに"特別な一品"。再販を願う声は、途切れることがありませんでした。
原材料の価格高騰や充分なフルーツ確保困難のため、一度は販売を断念した「タルト・メリメロ」。
ア・ラ・カンパーニュ一号店出店から35周年を目前にした今、もう一度作ることに決めました。
「どこを切っても主役がいる」…それがメリメロの真骨頂。一切れごとに違う景色と味わいが楽しめる、ア・ラ・カンパーニュの歴史と共に時を刻んだ、傑作タルトの復活です。
その名の通り、たっぷりの大粒フルーツがごちゃまぜに配置されています。オレンジ、ルビーグレープフルーツ、キウイ、メロン、イチゴ、ブルーベリー、洋なし…厳選された、みずみずしいカラフルな7種のフルーツと、オリジナルレシピのカスタードクリーム。 そしてフルーツの個性を引き立てる、ほんのり塩気のあるブリゼ生地。
職人の卓越した技術により、これらを奇跡的なバランスでまとめあげたのが、ア・ラ・カンパーニュが誇るこの「タルト・メリメロ」です。
多くのフルーツをひとつひとつ吟味して、「タルト・メリメロ」のレシピに相応しいフルーツを厳選。それぞれのフルーツが放つ自然な甘みと酸味が互いにかけ合わさり、「タルト・メリメロ」の味わいそのものを引き立てています。
丁寧に、愛情を持って育てることで、なめらかでツヤのある、絶妙な甘さに炊きあがったカスタードクリーム。 コクがあるのにさっぱりとした味わいのカスタードクリームは、ほんのり塩気のタルト生地とフルーツの酸味をつなぐ重要な役割を果たしています。
加えるバターの固さ、型に張るときの力加減、焼きの温度や時間など、その日の生地の状態によって微調整することで、ア・ラ・カンパーニュこだわりのタルト生地が出来上がります。
「タルト・メリメロ」はホールから切り出した時に、 それぞれひとつひとつのカットを活かし、どれも主役になるように計算されています。 例えばショーケースに並んだ時、お客様の視点から見た時に最も美味しそうに見えるように作られているのです。
