サクサクとしたパイ状のタルト生地の上に、オレンジ・ルビーグレープフルーツ・キウイ・イチゴ・ブルーベリー・洋なしを贅沢にトッピング。それぞれのフルーツたちが放つ自然な甘みと酸味が互いにかけ合わさり、味わいを引き立てています。
さらに二層構造になった内面にも、カスタードクリームと共にフルーツが詰まっており、ひと口ごとに変わるリッチな味わいを楽しめます。その名が示す通り、「素晴らしい」タルトに仕上がりました。
「メルヴェイユ」はフルーツの配置に細心の注意を払っています。切り分けられたカットは部位によりひとつひとつ表情が変わりますが、どの部分を切り取っても異なるフルーツの組み合わせが楽しめるように工夫が施されているのです。
同じフルーツが隣り合わないようにバランスよく配置し、食べ進めるごとに新しい味わいに出会えます。
たっぷりと盛り付けられたフルーツは同じ種類でもそれぞれ大きさやかたちは様々。それは時期や仕入先が変わるだけで味わいも色味も全く異なってしまうフルーツを、最も良い状態で味わってもらいたいから。
ア・ラ・カンパーニュの職人たちが毎日目利きをしながら、その魅力を最大限に引き出せるようにすべて手作業で丁寧にカットしています。
口溶けの良いカスタードクリームはフルーツとの相性を考え、
軽やかさを感じてもらうために微量のレモンを加えています。
そのひと工夫が、フルーツ本来の味を存分に引き出します。
満足感があるボリュームながらも、レモンの爽やかな風味で最後のひと口まで楽しんでいただけるように、軽やかに仕上げました。
ひとつひとつ手でフルーツをカットし、手でクリームを塗り、手で飾る...この手間暇かけた職人たちの手作業が、メルヴェイユの独特の魅力を一層引き出しています。
レシピをイチから見直す事から始め、味の足し算と引き算の試行錯誤を何度も何度も繰り返しました。
最も苦労したのは6種類使用したフルーツの味と配置のバランス。人によってそれぞれの食べ方があり、食べる度に味わいが変わる...そんな飽きずに何度も楽しんでもらえるタルトに仕上がりました。
グランシェフよりひとこと、
「食べたひとに幸せな顔をして欲しいという思いのもと、何度も試作を重ねて作りました。
是非食べていただきたい、自信作です。」
